私たちの取組み

くるくる工房

日比ヶ谷ゴミステーションの隣にある平屋の建物「介護予防活動センターひだまり」内で、
上勝のおばあちゃんたちが昔ながらの知恵や技術を活かして、
不要になった布や綿などからリメイク商品を作り販売しています。
一度役目を終えた物でも、形を変えてあげることで、もう一回使ってもらえるようにと進めているリユースです。

くるくる工房

例えばこんなものが

自然派下着として注目されているふんどし
鯉のぼりの生地で作ったテディ・ベア。
わらに布を巻き付けた布ぞうり。
最新情報はブログで

 


くるくる工房ができたきっかけ

それは、まだゼロ・ウェイストアカデミーができる前から話しが始まります。
2004年、町おこしグループメンバーのおばあちゃんと役場職員が、その当時焼却ごみの量を圧迫していた布団を何かに活かせないかと話し合ったところ、綿を打ち直して再利用しようと案が出ました。
布団屋さんの指導を受けながら初めて作ってみたのが「お座布団」。
それは、歳末助け合い運動の一環として独居老人に配られました。その後、座布団だけではなく、こいのぼりのはっぴやナップサックなどのリメイクも増え、2005年にゼロ・ウェイストアカデミーが設立された際に、リユース推進活動として引き継がれました。
そして、2007年にその活動が発展し、今の「くるくる工房」が始まったのです。

鯉のぼりを使い出したきっかけ

もはや、くるくる工房の代名詞となっていると言っても過言ではない鯉のぼりグッズですが、それも初めからあったわけではありません。上勝町では、全国から集めた鯉のぼりを勝浦川にたくさん吊し眺めるお祭りを開催しています。そのお祭りで既に鯉のぼりはリユースされていますが、もちろんその中からも使えなくなる鯉のぼりがたくさん出てきます。
鯉のぼりがたくさん焼却に捨てられるのを見て、これを何かに活かせないかと、またおばあちゃんに相談してみました。
おばあちゃんは帰りのバスに乗る10分前だったにも関わらず、すぐに試作品の「鯉のぼりのナップサック」を作ってくれました。
鯉のぼりという目を引く柄。懐かしいけど、何か新しい。
作るそばから商品は売れていき、最初は小物から始まった物が、今ではアロハシャツや浴衣を作るにまで発展しています。

輝きを甦らせるアイディアと発想の転換

くるくる工房では、持ち込まれた生地を使ってリメイクします。
鯉のぼり、着物、端切れ。役目を果たし終えたと思われた物も、くるくる工房に来れば輝きを取り戻します。おばあちゃんたちに言わせれば、「ほらな、この子(生地)やって、バッグになるために生まれてきたんとちゃう(違う)けん、作るんにあずる(てこずる)わぁ」ということですが、今まで捨てられるはずだったものが、おばあちゃんの手にかかれば、全く新しい輝きを放ちます。
それは、持ち主の思い出が甦るということにもつながります。
既製品しか買ったことのないスタッフは、おばあちゃんたちが自由に発想し作り上げた物に感嘆の声しか出ません。
生地の活かし方が粋なのです。ぜひみなさんも「そうきたか〜」を体験してみてください。

やりがいづくり

くるくる工房では、リメイク品を販売しており、その売上に応じた額を作成者にお返ししています。つまり、自分が頑張った分だけ返ってくるのです。あるいは、良い物を作るために色んな人の意見を聞き、どういう物を作ればいいのかを考えます。 それは、人との交流による心・体の活性化につながります。 くるくる工房は、自分たちの技能を発揮する場となり、それが評価をされ、かつ対価が入ってくる仕組みなのです。 介護予防には様々な活動がありますが、「仕事」があること・自分の居場所があることが、何よりの介護予防だと思います。


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